眠りスキャン
「眠りSCAN」はマットレスの下に設置したセンサにより、体動(寝返り、呼吸、心拍など)を測定し、睡眠状態を把握します。
ケアプランの改善やスタッフの業務負担軽減、入居者の生活習慣の改善などに活用しています。
睡眠日誌・呼吸日誌
測定したデータは睡眠日誌や呼吸日誌として長期的変動を記録、閲覧することができます。
上のグラフは心拍数と呼吸数を示しています。
赤色は心拍数で緑色が呼吸数です。
呼吸・心拍・状態を表しています。
リアルタイムモニター機能
パソコン上に「リアルタイムモニター」が表示されます。覚醒・起き上がり・睡眠・離床のアイコンが表示されます。
状態に変化があった場合には、その情報が各端末に通知されリアルタイムで確認することができます。
職員インタビュー
今回は2名の方々にお話しを聞いてみました。
介護士 好きな食べ物:焼肉
眠りスキャンとは何ですか?
ベッドマットの下に敷く介護機器で、呼吸数や脈拍、睡眠状況などを計測することが出来るものです。
眠りスキャン導入の経緯を教えてください。
- 職員による夜間看取り巡回の負担軽減。看取り者が心配で夜間に何度も様子を見に行く事を少なくするためです。
- 眠りスキャンによる現状の心拍数、呼吸数などをモニターでの把握を可能にします。
- 眠りスキャンがある事で看取り者の夜間急変時に即時対応を可能にすることができます。
- 離床センサーとしても使えますが、今のところしゃくなげ荘では離床センサーとして使う予定の目途はたっていません。現在は看取り者を対象として使用していく予定です。
実際に使用してみてどうですか?
主に看取りの方に使用しており、手元の ipodで利用者の状態を確認することが出来ます。訪室していない時でも状況が分かるので、特に夜間の職員の少ないときには、何度も訪室することが少なくなったので、職員の身体的、精神的な負担軽減に繋がっています。
介護士 好きな食べ物:アヒージョ (写真)
眠りスキャンを使用してみてどうですか?
常に見守りが出来なくても、呼吸状態等が確認できるので、変化があった際にはすぐ訪室し、対応することが出来ます。以前看取りの利用者の方に眠りスキャンを使用していました。夜間帯は大きな変化なく過ごされていた為、安心して夜勤を終えたところ、眠りスキャンの画面上の心拍数がどんどん0に近づいていき、0になった時に通知音が鳴り、訪室すると呼吸が止まっていたことがありました。もし、眠りスキャンを使用していなかったら、きっと次に訪室するまでに時間が空いてしまい、呼吸が止まったことに少しの間気が付かなったと思います。
実際に使用してみて、どんなことが変わりましたか?
「看取り」に対して、安心感が増えました。今までは看取りの方等の状態が悪化しているがご家族の方が付き添えない時などに自分が夜勤の際には「大丈夫かな、呼吸が止まっていたらどうしよう」と、常に不安を抱えていましたが、眠りスキャンを使用すると、どこにいても状態を確認できるので安心して夜勤できるようになりました。
ご家族の方が付き添われている場合でも私たちが安心することが出来ていると、ご家族の方にも安心して頂けるような声掛けや介助をさせて頂けると思います。