「職員の意識調査」の結果

しゃくなげ荘では、「働きやすい職場作り」を実践していくために、ケアコネクトジャパンのケアカルテというシステムを活用しております。

このケアコネクトジャパンが設置運営している「地域ケア経営マネジメント研究所」があり、ここの研究所が試験的に実施している調査研究です。

しゃくなげ荘はこの調査研究に参加しており、そこから得られたデータを活用した取り組みをご紹介させて頂きます。



今回は、「仕事モチベーション」について2回に分けてご紹介していきます。

仕事モチベーション

Q. 仕事の進め方や企画を立てる上で、今までの延長線上のやり方ではなく、
自分なりの発想や工夫を持って取り組んでいる

しゃくなげ荘の介護課の約7割は20代の職員です。若手の職員が多いのが現状です。

ここからは、私・個人の話です。
日本の社会は今も昔も上下関係で出来ていると思います。
私がもう少し若かった頃は今のしゃくなげ荘とは別物で、厳しい先輩もいたし怖い先輩もいたし、決して人に優しい環境ではなく、上下関係が当たり前でした。
先輩たちに気を遣い、「先輩を見ながら仕事をしていくのが後輩。意見なんて言えない、言っちゃいけない」という感じがあり、波風立てずに我慢するのが当たり前でした。
少しでも先輩の思うように出来ないと注意されたりするから、「こうした方が良いと思うのに…」と思う事があっても口に出す事は出来ませんでした。
それを言ってしまえば、関係は悪くなるし働きづらくなるし、居心地が悪くなってしまうのが目に見えていたから…
又、生意気だって思われたくないし、「後輩のくせに何言ってるんだ」って思われるのが怖かったし、嫌われるのが怖かったから思う事があっても、先輩の言うとおりにしていた方が楽でした。

私が意見を言えるようになったのは、5年くらい過ぎたころだったかな。委員長を経験したり、新人サポートをするようになってから少しずつ自分の想いを話せるようになったと思います。
周囲を信頼し、ここが私の居場所だと思えるようになり自分を出せるようになったのは、10年くらい過ぎたころですかね。
だから、若い時って自分なりの発想や工夫を出せないし意見を言えないのが現状なんだと思います。

しゃくなげ荘では時間をかけて「タテとヨコの関係性」を考えてきました。
上下関係ではなく、上下関係に甘えずに、そこを突破していくために、若手の力を必要とし、そこをサポートするのが先輩であるから、自分たちもヨコの関係を大切にしています。
業務改善のメンバーも若手の職員を中心とし、「若手の職員も意見を言える」「自分なりの発想や工夫を持てるよう」時間をかけて「タテとヨコの関係性」を考えてきました。(これは、現在進行中です)
これは、しゃくなげ荘のチャレンジです。
でも…実は私自身のチェレンジでもあります。
自分の人生を幸せに過ごすために大切なチャレンジなんですが…
頭ではわかっているけどこれがなかなか疲れちゃうんだなぁ~

介護士 N.K

Q. 自分の満足感を高めるように、自分の仕事のやり方を工夫している

今後、「仕事満足度」についてのご紹介もしていきますが、良い結果が出ております。
「だいたいあてはまる」「よくあてはまる」を合わせると、2019年12月の44.8%に比べ、2020年5月は57.9%に増加しています。

Q. 部署・チームを超えて、積極的に周囲の人を巻き込みながら仕事をしている

あまり変化の見られない結果となっております。
その理由として考えられるのは、「自信がない」ということが挙げられると思います。
例)「自信がないから聞けない…」「迷惑だって思われたらどうしよう」「嫌な顔されたらどうしよう」「間違ってたらどうしよう」など…
しゃくなげ荘では、「人間関係について学んで、魅力ある施設づくり」を実践しています。それは、「コミュニケーション勉強会」です。
私が知る限り…平成24年くらいから続けております。
会議や委員会を通じて、勉強してきました。
又、職場環境をよくするために、「しゃくなげ荘らしさや魅力・強み」など、どんな職場づくりをしたいか?目指す施設とはどんなものか?などについて全員で考え、取り組んでいます。
そこで…職員に「印象に残っている勉強会は何か?」についてインタビューをしましたので、ご紹介していきます。

?あなたの一番印象に残った勉強会は何ですか?

Q. 一番印象に残っているコミュニケーション勉強会は何ですか?

今まで担当した勉強会が特に印象に残っているかな。特に「ABC理論」が覚えているかも。施設長が勉強会を担当する職員の性格や先月の勉強会で繋がる事、何か施設であった事をテーマにしたりしていたんだよね。施設長から本を借りたり、自分で買った本を読んだりしたよ。今でもABC理論で参考にしたこの本は読んでいるかも。(国分康孝 著 『<自己発見>の心理学』『リーダーシップの心理学』)
勉強会や本を読んでいく中で色んな題材があるけれど、人との関わり方の本質は変わらないし、全てが繋がっているんだなって思ったかな
考え方次第で悩みは消えると思った。
1つの事例や失敗をどのように受け取るかによって考え方や今後の行動の仕方が変わると感じたから。この考え方を意識することで以前より気持ちが楽になった。考え方1つでこんなにも人の気持ちが楽になると感じたから

Q. 学んだことを実践できた場面などはありましたか?

自分の性格の根本は変わらないけど学んだことを意識して努力しています。以前は業務中、許せない事があったら『絶対に』許さない!だったけど、今は少しだけ『ま、いっか!』と考えられるようになったと思う。

介護支援専門員 K.S

Q. 一番印象に残っているコミュニケーション勉強会は何ですか?

「怒りの感情」についてです。
理由は最近、勉強して印象に残っている。
業務が忙しくなったり、思うように仕事を進めることが出来ない時や職員同士、それぞれ考え方が違うから、そういう時に怒りの感情が湧いたりして身近に感じる。

Q. 学んだことを実践できた場面などはありましたか?

怒ることでのメリットとデメリットについてグループワークを行った時に、良いことはないなぁと感じた。
又、相手を困らせたり不安にさせてしまうので、何も良いことはない。
仕事中はなるべく表情に出さないように、声のトーンや表情・態度に出さないように努力している。
以前、緊張して表情が固くなってしまっていたときに、利用者の方に「怒っている」と思わせてしまったため、笑顔が大事だなと思った。
笑顔でいると皆さん声をかけて下さいます。
総選挙にもつながっていると思うので、みんなの笑顔が増えると幸せな気持ちになるので、総選挙って大切だなぁと思いました。

介護士 M.T

Q. 一番印象に残っているコミュニケーション勉強会は何ですか?

「人間関係が上手くいく人の18の法則」についてです。
理由は、こういう勉強会って職場ではしないんだと思っていたから、職場全体で時間を作ってコミュニケーションの勉強会をしていることに驚いた。
コミュニケーションの勉強会って自分でするものだと思っていたからびっくりした。
又、仕事でも仕事以外でも人間関係にも使えるな…と思った。

Q. 学んだことを実践できた場面などはありましたか?

「自分が変われば相手も変わる」ってところ。
例えば、上からガンとこられたら反発もあるし嫌な思いをさせてしまうが、ヨコの関係大事にしたら関係も変わることを実感した。
就職する前は、タテ・ヨコの関係を意識したことがなかったから後輩に対し上から伝えてしまって、相手に「えっ?」って顔され、これはマズいと思ってタテの関係ではなくヨコのつながりで声かけしたら上手くいった。
これからも学んだことは継続していきたい。
入社してから、コミュニケーションの勉強をし考え方は確実に変わった。
今まで上下関係の中で生活してきたため、そこを勉強したことによって、「上下関係じゃダメだ」と思った。
今後も、何でも良いから学んで自分ができそうなことをやっていきたい。

介護士 N.S