「職員の意識調査」の結果

しゃくなげ荘では、「働きやすい職場作り」を実践していくために、ケアコネクトジャパンのケアカルテというシステムを活用しております。

このケアコネクトジャパンが設置運営している「地域ケア経営マネジメント研究所」があり、ここの研究所が試験的に実施している調査研究です。

しゃくなげ荘はこの調査研究に参加しており、そこから得られたデータを活用した取り組みをご紹介させて頂きます。



 
今回のテーマは…「仕事ストレス」についてです。

仕事ストレス

ストレスって多かれ少なかれ誰にでもあるものだと思います。
仕事のことだったり人間関係だったり、恋愛だったり健康問題だったり家族のことだったり。でも今は、新型コロナウイルスによるストレスの方が多いのではないでしょうか。

今回のベクトル調査では、“ストレス”についてお聞きしました。
働く人のストレスを少しでも改善していくことが私たちの課題です。
しゃくなげ荘の基本理念には「人を大切に 人を幸せに」があります。
これを実現していくためには、利用者の皆様やご家族・地域の方々・学生の皆様…を大切にしていくことはもちろん、職員も大切にしなくてはならないのです。
「利用者の皆様の生活=職員の生活」であり、職員の生活やモチベーションが高くなければ、施設で生活されている利用者の皆様の生活がより良くなることは難しいと思います。

Q. 先輩や上司は、業務上困った時に協力してくれない

Q. 先輩や上司は、どちらかというとあまり有能ではない



Q. 仕事の愚痴を聞いてくれたり言葉をかけたりがほとんどない

Q. 同僚はどちらかといえば有能ではない



Q. 有給休暇をとるのに気兼ねする

Q. 疲れが取れない



Q. 夜間よく眠れない


今回の結果では、2019年12月に比べて2020年5月は「あてはまらない、あまりあてはまらない」が増えています。
これは、コミュニケーション勉強会の成果だと思います。
その当時は「どんな職場づくりをしたいか?」「私たちの目指す施設とは?」上下関係をなくすために「タテとヨコの関係性」についても検討してきました。
意識が少しずつ変わってきたのだと思います。
ですが、今後の課題もあります。
「Q、疲れが取れない」「Q、夜間よく眠れない」に関しては、「だいたいあてはまる・よくあてはまる」と回答された方が前回と比べれば減りましたが、とはいえ約4割の方が「疲れが取れない」と健康に不安を感じている方がいるのが現状です。
私も入社当時は変則勤務に慣れるのが大変でした。毎日起きる時間寝る時間もバラバラだし、同じ時間に食事もできないしリズムを整えるのに時間がかかりました。
今は、身体が変則勤務に慣れてきてリズムができてきていますが、時々「辛いなぁ」と感じることもありますよ。
疲れたなぁと思う時は、しっかり休むようになりましたし、歳を重ねるごとに無理しなくなりましたね(笑) ていうか、できなくなりました。
仕事をしていくなかで、自分の身体の調子や心の様子を考えながら調整しています。
健康問題については、今後更なる業務改善が必要であり、改善していけるよう取り組んでいきます。