「職員の意識調査」の結果
しゃくなげ荘では、「働きやすい職場作り」を実践していくために、ケアコネクトジャパンのケアカルテというシステムを活用しております。
このケアコネクトジャパンが設置運営している「地域ケア経営マネジメント研究所」があり、ここの研究所が試験的に実施している調査研究です。
しゃくなげ荘はこの調査研究に参加しており、そこから得られたデータを活用した取り組みをご紹介させて頂きます。
経営理念の浸透性
Q. 私の価値と自社(あるいは所属する各種法人)の経営理念は矛盾しない。
Q. 経営理念を入社間もない新入社員にわかりやすく説明できる。
Q. 経営理念や行動指針の内容をよく知っている。
Q. どうすれば経営理念に基づく行動をとれるか考えることがある。
2019年12月の職員の意識調査では、「理念が浸透していない」という結果が出ました。
そこで、意識調査の結果を受け全職員で検討していきました。
2020年4月には、わかりやすい内容で共有しやすいように、新たに理念を作りました。
「基本理念」
人を大切に 人を幸せに
「ビジョン」
家族と職員が協力して最期までその人らしく生きられるよう支援していく
「行動指針」
横のつながりを大切にして協力し合う
新しいことも取り入れていき業務改善を推進する
理念を変えたことによって、わかりやすくなり浸透していったと考えられます。
何名かの職員へインタビューしてみると、
変更前の理念は…
- 部分的に覚えているが、今でさえ頭に残っていないし聞かれても答えられる自信がなかった。
- 難しい内容であったため、ピンとこなかった。
変更後の理念では…
- アンケートの時に理解できているか?って聞かれたら、すぐに頭に浮かんできて答えられるし、説明できるようになった。
- これなら実践できる気がする。わかりやすいし、行動したり考えやすくなった。
との声がありました。