ソーラーパネルの設置

しゃくなげ荘では、令和3年10月に、ソーラー発電がスタートしました!!
そこで…
導入きっかけなどを山本施設長に話を聞きました!!


導入のきっかけは、地球温暖化を防ぐためにもCO2削減に貢献するためです。
このテーマは世界の課題でもあります。
でもね、正直に話すと電気料金が結構かかるんで何とかしたかったというのもホンネです(笑)
東日本大震災があってから、電気代が上がり続けていたり、今後は原油代・ガソリン代も上がっていくことが予測されます。
正直、経営のことを考えたら電気料金の値上げは苦しいんです。
そこのムダを少なくして、お金を有効に使いたいと思い何ができるかを考えました。
経営の無駄をなくして、職員に還元したいですからね!
そこで、最近よく聞く「カーボンニュートラル」ですね。
(興味のある方は調べてみて下さいね。)
電気の使用量を減らす=経費を減らせるし環境問題にも取り組めるから一石二鳥です。
北海道は火力発電の比率が高いため、電気を使えば使うほどCO2が増えることになります。
その電力を太陽光にすることで環境を汚すことなく、クリーンな電力を施設で全部使えその分電気料金も減らせますね。

(記者)
環境に配慮することで地球全体にやさしくなって、それが循環して職員にもやさしくなるってことですね。還元っていう事はお給料が上がることを期待してもいいのでしょうか(笑)

今回は、日中の最大使用量を目指して計画してきてます。
施設の日中の電力の最大使用量は大体30kW/hで、ソーラー発電は最大27.5kw/hです。
天気の良い日は日中分を、ほぼ自給自足しています。
ですが、1日の電気量は700kW~800kWほど使用しており、自給できる分は天気のいい日の最大でも200kWくらいなんです。
なので、全体の20%程しか自給できていません。本当に日中の分しか自給できないので、それを使い切っています。
計画としてはまだまだですが、次は日中に沢山電気を作って貯めておき、夜間の使用電力もカバーすることです。
これから先バッテリーの性能が良くなって価格が下がれば、環境にも良く経費の節減にもつながりますね。
もしかしたら給料も上がるんじゃないの~(笑)
しゃくなげ荘には電気自動車もあり、蓄電できるので災害時にも使えます。
今日も日産リーフは、CO2を排出することなくクリーンに走ってます!!

(記者)
電気自動車の導入も環境に配慮して、災害時に一躍担えるように導入してますもんね。
ソーラーパネルも電気自動車も普及率はまだそんなに高くはないですよね!?
価格の問題もあるとは思いますが、いずれにしても先駆けていますよね。

今回のソーラー発電で施設が1年間に排出するCO2が約10tも削減できるというデータもあります。
年間約10tのCO2を削減したら、車で地球を1.3周できるくらいの排気量に匹敵するらしいですよ~。
ちなみに、先日鹿追町は「北国の省エネ・新エネ大賞」に輝きました!

(記者)
すごいですね、賞の内容を確認したのですが「省エネ効果を伴う自立型地域エネルギーシステムの優良事例」「災害対応や電気・熱活用システムと、道内におけるエネルギー地産地消の先進事例」「自営線ネットワーク連系による利活用と、他の自治体への展開が期待される事例」が受賞理由になっていましたね。
賞もすごいのですが、CO2を削減することにより車で地球が1.3週できるって数字もすごい!

環境問題は他人ごとじゃないので、一つずつ取り組んでいきましょう!

(記者)
その通りだと思います、身近な問題すぎて気付きにくいのかもしれませんよね。
最近よく耳にする「SDGs」にも含まれていますし、できるところからコツコツと持続して取り組むことが大切だという事ですよね