平成30年度ボランティアキャラバン事業 優秀賞受賞 第2弾

「本当の幸せ」

施設にいる方の幸せって何だろう。今回の体験中ずっと考えていました。施設長の方が最初に幸せについて話して下さいました。今日来てくれたことも入居者の方にとっては幸せなことなんだよと言われ、本当にそうなのかなと思っていました。しかし、一日の体験を通してその意味を学んだと思います。

一番大きな体験は入居者の方にアロママッサージをすることでした。気持ち良かった、ありがとうと言われ達成感がありました。上手くできるか不安で一生懸命やった思いが伝わった瞬間でもありとても嬉しかったです。「気持ち良かった。いくら?」と冗談を言う方もいて心が和み、人に感謝される喜びを改めて感じました。

寝たきりの人、自分でご飯を食べれない人、家に帰りたくても帰れない人、そういう人を見た時に最初はかわいそう、幸せではないだろうと決めつけてしまっていました。しかし、それは間違いでした。毎日話しかけてくれる人がいる。気にかけてくれたり、心配してくれる人がいる。他の誰かと一緒にテレビを観たり、ご飯食べること。周りに誰かいて一人じゃないこと。これら全てが幸せなことだと思います。こうした人との関わりの中に幸せがあると思いました。介護士さんと話をしている入居者の方が笑顔になったり、気分が上がっているのを見ました。介護士さんの方は一人ひとりに幸せを与えられているのかなと感じました。どんな状態にある人でも周りの人が幸せを与えられるということを学びました。私も多くの人に幸せを与えられる人になりたいという思いが強くなりました。

私は作業療法士を目指しているので、患者さんと一つのことに向かって一緒に頑張り、達成した先にある幸せや喜びを与えたいです。今回の体験を通して人それぞれの幸せを知り、誰かのために働くことにやりがいを感じました。貴重な体験をさせてくれた人たちに感謝です。幸せが何かを学んだ大切な日でした。

     北海道鹿追高等学校 3年 菊池 憂奈